2012年4月7日土曜日

NHK生活情報ブログ:NHK


2012年02月16日 (木)"川崎病" 治療の中断で心臓発作も


乳幼児を中心に毎年1万人以上の子どもがかかる病気、「川崎病」についてお伝えします。

川崎病は、45年前に川崎富作医師が世界で初めて報告した病気ですが、いまだに原因は分かっていません。高熱のほか、体全体に発疹が現れ、目が充血したり、舌がイチゴのように赤く、唇が腫れたりするのが特徴です。
これらの症状は治りますが、中には、心臓の冠動脈に「こぶ」が出来る後遺症が残ることがあります。

こうした後遺症のある人が、治療を中断し、突然、心臓発作を起こすケースが相次いでいることが、初めての全国調査で明らかになりました。


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京都市に住む38歳の男性は、1年半前、テレビを見ているとき、突然、胸に激しい痛みが襲いました。
男性は「胸や心臓を誰かの手でつかまれているような、握られているような、そういう痛みがありました。こらえきれなくなったので、横になってゴロゴロと、のたうち回っていました」と話しています。

痛みが治まらず、近くの病院に駆け込んだ男性。診断は心筋梗塞でした。
心臓の血管の中に血の塊が出来て詰まり、心臓の筋肉の一部が壊死していたのです。血の塊を溶かす薬によって、男性は命を取り留めましたが、川崎病の後遺症が関わっていると聞かされました。

主治医の津田悦子医師は
「病院に行くのが遅れたら、心筋の壊死の範囲がさらに大きくなり、心臓の動きが悪くなって、危険な状況になった可能性があります」と話しています。


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男性が川崎病になったのは、3歳のときです。
心臓の冠動脈に直径1センチと2センチの大きなこぶが残りました。小学6年生のときに心臓の手術を受け、その後も定期的に病院に通い、血が固まるのを防ぐ薬を飲み続けました。
ところが、高校を卒業して仕事を始めてからは通院をやめ、薬も飲まなくなっていったといいます。

男性は
「自覚症状が全くないので、やっぱり社会人として働くと、なかなか休みが取りづらくて、病院に行くことが難しくなりました」と話しています。

治療をやめてから、20年近くたって突然襲った心臓発作。
男性は、今、2、3か月に1度、病院に通い、毎日薬を飲んでいます。


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川崎病で後遺症が残り、大人になって心臓発作を起こす人はどのくらいいるのでしょうか。
三重大学の三谷義英医師のグループが初めて調査を行ったところ、10年間に少なくとも68人が発作を起こし、12人が死亡していることが明らかになりました。
後遺症があると知りながら、検査や治療を受けていなかった人も多く、三谷医師は、治療の中断の危険性を指摘しています。

三谷医師は
「小児期に心臓が悪いと言われて通院されていた方は、成人期になっても症状がないからと言って自己中断されずに、続けて、 通院、投薬を受けていただきたいと思います」と話しています。

子どもの頃は小児科にかかればいいわけですが、大人になって引っ越したりすると、どこの病院に通ったらいいか分からず、受診をやめてしまう人も少なくありません。


専門家は、大人になっても、川崎病に詳しい小児循環器科や循環器内科のある病院を受診して、川崎病であったことを伝えてほしいと話しています。

投稿者:松岡康子 | 投稿時間:06時00分

※NHKサイトを離れます。

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